生徒会の一存
にゃんこいと同系統のラブコメにカテゴライズされると思うのですが、
正直こっちはあまり好きになれなかったです。
酷評です。
一番大きな所で、他作品を茶化したオタ楽屋オチがどうしても好きになれない。
らきすたのように他作を引き合いにしつつもあくまで主体はキャラ自身のボケであったり、
スパイス程度にネタを仕込むのは好きだけど…全編に渡っては、ない。
キャラが主に感情論で動くのに、そこに至る心理描写や状況説明が皆無で、
急に怒ったと思ったら急に納得したり…しているように見える。
作中にある『女の子ってそういうものでしょ』も作劇サイドの言い訳にしか聞こえない。
作品全体がお気楽なのかシリアスなのかハッキリしないしメリハリもない。
『暗い中学時代を経て、明るい高校生活を送ってます』
としておけば深みが出るんじゃね？という底の浅い意図が見える。
杉崎まわりのBLネタはそれなりに楽しませてもらったけど、
昨今のどこの美少女アニメもやってる腐女子層を取り込む為の作法の域を出ない。
あと、やたら催眠・暗示ネタが多くて途中から『またか』と笑えなくなってしまった。
少なくともアニメだけ見た限りでは、製作サイドの独りよがりな印象が拭えない。
原作を知っていたら印象も違ったか分からないけど、
原作読まないと補完できないアニメってちょっと情けないし。
知弦のキャラは好みだけど、所詮女子高生の小娘だと思うといまいちハマれず。
そんな中で、リリシアと先生はむしろちゃんとアニメアニメしてて好きでした。
全体的なノリも含めて、自分がこういうのを楽しめない歳なだけかもしれないけどね…。