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ミラーナ領主の令嬢(下)

昨日の続き。
『ボクの彼氏はジュリエット』キャラ萌え以外の総合的な部分の感想です。

絵は裸になった時の肉付きが良さめで、
お兄さん的には大好物なのですが、
女性人気は出ないだろうなと思いました。
実際レビューサイトではあまり評判が良くないようです。

先人のレビューでは、声優と歌に特に酷評が集まっていました。

確かに…『普段』と『芝居のアマチュアゆえ棒読みになってしまう学生の演技』が
全く区別つかないです。それでもジブリ映画レベルには行っていると思いますが、
BLCDで耳の肥えた昨今の腐女子カノジョにはダメかもしれません。
後は、恐らく一部のモブキャラを製作スタッフがやっているw

歌については、ボーカルの歌唱力よりもミキシングの問題かも。
マイクで拾った声をそのままオケと合わせているだけなので、
ボーカル部分にリバーブを掛けるだけでもだいぶ良く聞こえるはずです。
ただボーカルは本編では脇キャラなので…全キャスト中で最も上手いのが彼なのか(遠い目

後は、キャストの半数が女性声優だった(と思われる)のが逆に新鮮です。
ここ数年はショタキャラも男性声優がやるのが主流なので。

シナリオは文章の灰汁が強い割に
各ルートの複線の絡み方が絶妙でライターのレベルが全く読めない。
アウトラインだけ別の企画者が組み立てたのか、
単に若者言葉を頑張って書こうとして失敗してるのか。

プレイ時間は初回が2時間強。以降はメイン経路6つのうち、
正ヒロインのエンディングが最後の選択肢でグッドとバッドに分岐。
加えてどのルートにも入れなかった場合のワーストエンドが1個で、
差分以外をスキップすれば1周30分前後。攻略サイト頼りで一日もあればコンプできます。

ギャルゲー師匠Nに聞くところの50時間くらい掛かるノベルゲーとか無理なので、
これくらいのお手軽なボリュームかつ天馬きゅんかわかわで大満足でしたが、
それは廉価版で買ったゆえの感想であって、
発売当初の定価で買っていたら金返せ感はあったかもしれません(汗)

しかし、電脳十字軍のノリが大丈夫な人は割と楽しめるゲームかもしれませんよ。
おしまい。